死合って何だ?

修練によって高めた技術、叡智の全てを競う。
それが対戦格闘ゲームの醍醐味…


だと思ってるんだけれど。




最近の大会では団体戦が多く、
プレイヤーにアドバイスとかって当たり前に行われてる。





しかし、相手にしてみればどうだろう。


たとえばセコンドが一人ついているだけで、
状況を客観視しなくて済む。

ミクロ視点の読み合いに集中するだけでいい。
60分の1秒が勝負を決める世界で、
複数ゲージ残量を確認、瞬時に戦略を構想することもない。
多くの経験からのみ得られる大局観も必要ない。



ただそこに、優秀なプレイヤーがついていればいいのだから・・・





しかし、そんな事で挫けてはいけない。
人間の処理能力には限界がある。


明らかに相手のプレイヤーがセコンドで強まっている場合の攻略法。
それは、





相手の情報処理能力を超える早い展開、多彩な手で攻め殺す




これしかない。








人生に於いては、1対1での勝負なんてまれなのかもしれない。
フェアでない、なんて思ってもしょうがない。
政治でも経済でも学校でも家族でも、
現実でフェアな状況なんてない。
そもそもフェアってなんだ。
力のない者の言い訳だ。




あらゆる状況に対応できる能力。
これこそが本当の力ではないかと、思い知らされた今日この頃。
それを手に入れるために、思考を止めずに前に進み続けたい。








「心が挫ければ、格闘だけでなくあらゆる物事にも勝てはしないでしょう。」
(神楽ちづる)